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バスケにおける前十字靭帯損傷の原因 吹田 茨木 摂津 大阪

バスケにおける前十字靭帯損傷の原因

バスケにおける前十字靭帯損傷の原因は、

「正しい身体の使い方ができているかどうか」
です。

正しい動作とは、解剖学的、運動学的、力学的に

優位な動作のことであり、それらを逸脱していると

怪我を起こしやすくなります。

よく柔軟性や筋力が話題に挙がりますが、関係ない訳では

ありませんが大きな要因とはなりません。

<正しい動作=力学的優位=効率的な動作>
   ↓          ↓
<負荷が少ない=怪我をしにくい=パフォーマンス向上>
  ↓         ↓        ↓ 
<効率的かつ「動ける体
」=パフォーマンス高い>


バスケにおける前十字靭帯損傷と治療についてはこちらをご参照下さい。
→「バスケにおける前十字靭帯損傷と治療」


切り返し動作




フロントチェンジやステップ動作時に、膝が伸びた状態や深い膝の屈曲角度のまま膝を内に入れて

切り返しをしていると前十字靭帯損傷を起こしやすくなります。
(膝外反位+下腿外、内旋)

実は単純に内に入れたらダメという訳ではなく、切り返しをする際の蹴り足、股関節の使い方、

体重移動の使い方で負荷は避けられます。

(左図)全力ドリブル
(中央)ドリブルからストップ→バックチェンジ
(右図)
踵から接地のため左膝が内に入り、チェンジの瞬間右前方へ膝を伸ばしてしまう
    
→左前十字靭帯損傷

慣性力を上手く活かせず、モロに膝への負荷を上げたものです。

ストップ動作


  

主に直線で走ってのストップ時に前十字靭帯損傷を起こすことが多いです。
上記の写真は典型例とも言えます。

(左図)大股でのステップ
(中央)(右図)
踵から接地→膝が内に入る、後方重心→右前十字靭帯損傷

走行中でのこのようなステップは向かっていく方向への慣性力を止めるか、

そのまま力の流れに乗るしかありません。

しかし、踵から接地すると股関節は自動的に内旋されてしまいますので

そのままの勢いのまま膝が内に入ってしまい前十字靭帯を損傷してしまいます。

  

これも
踵接地のやり方で全てが決まってしまいました。

さらに接地後に左側へステップ方向を変えてしまったことが決定的な右前十字靭帯損傷を招きました。

後方のDF選手を見ていただければわかると思いますが、本来方向転換する際は

足と膝、体幹の向きは揃えなければ膝に捻れが生じます。

ジャンプ着地動作


  

上図はジャンプではありませんが、
ギャロップステップで前方へ飛んだ後の着地場面での左前十字靭帯損傷シーンです。

(左図)まだ大丈夫ですが、すでに踵から接地しそうな予感
(中央)
踵から接地、後方重心
(右図)
踵から接地した為に自然と左膝が内に入り、体幹は左向き

飛ぶ方向と踵接地がこのような状況を生んだと言えます

完全に右を向いていれば損傷は免れたかもしれません(ゴールと逆方向ですが・・・)


その他にもリバウンドやレイアップ着地時も危険です。
・膝を伸ばしたまま着地

・後方加重での着地、踵から接地
 後方加重で着地をすると膝関節が曲げられないのでバランスが取りづらく傷めやすいです

・片足着地

・着地から切り替えし時に膝が内に入る

画像もありますが、あまりにも痛々しいので自主規制させていただきます。

ピボット、ターン動作

●ピボット

片足固定のまま膝外反(内に入れる)+膝伸展で前十字靭帯を損傷します。

●ターン(例として右ドリブル、右ロールターン)

ターンをする際、左足を軸足にターンをしますが、
左足固定のまま

膝外反(内に入れる)+下腿外旋(力の方向は内旋)+膝伸展

ドリブル方向への慣性力、ターン時の遠心力、ターン後の慣性力が働きます。

きちんとした重心移動+発生した力の方向に逆らわないこと

スライド動作

だいたいの選手が右足を軸として右足で蹴り左後方へ移動すると思います。

この時一番多いのが、
膝外反(内に入れる)+膝伸展で蹴ることです。

タメを作ったり、強く蹴ることを意識していると下腿部を捻ってしまいます

余談ですが、強く蹴ると素早く動けるように思っている選手が多いですが、それは全く逆です。

力みは体を硬くしスピードを遅くしますので、パフォーマンス的にも良くありません。

体の重心位置に気を付け、力まずに後方へスライドできれば前十字靭帯を傷めることはありません。

→  → 

 

これもDFのヘルプに行った際の左前十字靭帯損傷シーンです。

DFをしていてこのようなシーンに思い当たる選手も多いかと思います。

ヘルプに間に合わない!それを埋めるために少しジャンプしてしまう・・・

(左上)踵から接地してますね
(右上)後方重心、膝外反(内に入る)
(左下)ちょうど接地した瞬間にOFがドライブに来たので最悪のタイミングでした
    慣性力を止めると同時に後方へのスライドを余儀なくされます
(右下)別アングル、完全に後方重心ですね

好きな選手のうちの一人だっただけに衝撃は大きかったですね。
 

まとめ

今回紹介している動作はほんの一例です。

@ストップ動作時に踵から着地しない

A急激に後方加重で止まらない

B膝を捻らない

C股関節をはじめ、重心移動の練習をしっかりやる


これだけでもかなり膝への負荷は減らせます。

今は危ない動作が科学的に解明されていますので、予防をすれば前十字靭帯損傷を減らせるはずです。

上記の説明を読んでみて柔軟性や筋力が関係していましたか?

柔軟性や筋力があれば彼等は負傷を防げたでしょうか。

そんなことは全く関係ありません。

我々は常に力学を体に受けながら動いていますので、

その力学に対して効率の良い体の動かし方というものが必ず存在します。

バスケは相手ありきのスポーツですので、いつでも綺麗な動作ができる訳ではありません。

しかしそもそもその動作ができる体なのか、できない体なのかでは意味が全く違います。


当院の運動療法は前十字靭帯損傷治療の実績もあり、

バスケ以外にも様々なスポーツでの前十字靭帯損傷の患者様が多く来院されています。

術後のリハビリなども当院がしっかりサポートさせていただきますので、一度ご相談下さい!

大阪でバスケにおける前十字靭帯損傷はうの整骨院へ!

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